午前10時から、市役所10階の会議室で、意見交換会を開催しました。
障がい保健福祉課からは、
友枝課長、島田副課長、上妻課長補佐の3人の方がご出席
熊本市手をつなぐ育成会からは、
川村会長以下、副会長、理事、評議員など10人が参加しました。
[主な内容]
1 通学の支援
○移動支援の利用方法の拡大をお願いしたい
2 短期入所にについて
○事業所を増やしていただきたい。需要と供給のバランスを、どのような方法で判断して
いらっしゃるのか教えていただきたい。
3 学校卒業後の預かり(日中一時支援の拡大)
○日中一時支援事業所を増やしてほしい。短期入所と支給を別枠にして、日中一時支援の
利用時間を拡大してほしい。
4 さくらカードについて
○さくらカードの高額利用者に対する助成措置や、利用にあたっての障がい者への配慮などの
対策を早急にお願いしたい。
5 大規模災害時における「福祉子ども避難所」の設置について
○設置についての検討が行われているようだが、進捗状況を教えていただきたい。
6 卒業後の余暇利用について
7 タクシー利用券と燃料費助成券(ガソリン券)について
○昨年のこの会で、タクシーの利用状況に見合ったガソリン券の支給だとうかがったが、状況は
変わっていないのだろうか
○タクシー会社へのタクシー利用券への配慮の徹底をお願いしたい。
8 障がい者雇用水増し問題について
○報道後、どのような改善がされたか、来年度の雇用についても具体的に教えていただきたい。
9 地域生活支援拠点等について
[意見交換会を終えて]
事前に提出した意見や要望に、友枝課長以下、障がい保健福祉課の3人の方に丁寧かつ真摯にお答えいただきました。
このような、熊本市の障がい福祉を推進する担当課のトップの方に、育成会会員や親さんの思い、意見・要望をお伝えし、その場でご回答いただける意見交換会は大変貴重な機会だと思います。
たとえ、いいご回答がなかったとしても、その後の施策や事業展開の中で、この日の意見交換のことが間接的に反映されるということもあるだろうと思います。
お忙しい中、お時間を取って、丁寧に対応していただきましたことに、心より感謝を申し上げます。
意見交換会は、毎年、教育と福祉の直接の担当課である教育委員会と障がい保健福祉課の2課と実施されます。
会員の皆さまには、ぜひ、日頃のさまざまなご意見やお尋ね・声などを、事務局へお寄せいただき、それを取りまとめて、今回のような意見交換会で担当課の方々にお伝えしたいと思います。
文責:橋
午前10時から、熊本市教育センター3階会議室で、意見交換会を開催しました。
熊本市教育委員会からは、
教育政策課 上村課長、総合支援課特別支援教育室 西室長など5人の方がご出席。
熊本市手をつなぐ育成会からは、
川村隼秋会長以下、副会長、理事、評議員など8人が参加しました。
主な内容は、
1 教育に関する要望
@教育環境(熱中症)対策について
A通級指導教室について
2 教師の資質の向上
@職員の研修について
A指導計画について
B現場実習時の実習先の選定について
3 途切れのない支援について
@「移行支援シート」について
4 2020年開校予定の「あおば支援学校」について
@開校への期待
A新しい取組への期待
・立地を生かした取組
・県立の学校(熊本支援学校)との児童生徒の振り分け
・通学バスの運行について
・特別支援教育のセンター的機能について
5 その他
@「障害者の水増し雇用」について
A同性支援について
[意見交換会を終えて]
事前に提出した会員から出された質問や要望等をもとに意見交換が行われ、一つ一つのことがらについて、西特別支援教育室長様や他の方から、ていねいにご回答をいただきました。
今の特別支援教育は、平成19年から本格的にスタートしましたが、いろいろなことが少しずつ整いつつあり、変革期から充実期に入ったように感じました。
障がいのある子どものよりよい教育や教育環境の向上に向けて、今後も、育成会は熊本市教育委員会と手を携えて努力していきたいと思います。
なお、意見交換会の会場となった熊本市教育センターは、城東小学校と藤園中学校の道向かいにあり、両校の間に2020年4月開校予定の「あおば支援学校」の工事クレーン車が、校舎の間から見えていました。西室長のお話でも、城東小学校と藤園中学校は、熊本市の特別支援教育発祥の地。そこに、全国でも例のない小・中学校と同一敷地の特別支援学校ができるとのことで、期待が高まります。
育成会としても、多くの予算と労力を注いで進められている開校準備に、できるかぎりの協力を行い教育委員会の皆さまの背中を押したいと思います。
有意義な意見交換会ではありましたが、一方で、今回、就学中の保護者の参加は、県立特別支援学校からの1人だけでした。就学中や就学前の会員減少が、育成会の課題として上げられていますが、親さんの生の声が届くせっかくの機会ですので、少しもったいなさも感じました。
新しい会員の掘り起こしと意見や要望の集約に、さらに努力する必要性を強く感じたところです。
文責:橋
8月25日(土)に、北九州市戸畑区にあるウェルとばたを会場に、九州大会が開催され、熊本市手をつなぐ育成会からも多数の会員、職員等が参加しました。
○会場は、戸畑駅に隣接していて、利便性は最高でした。
「障害のある人たちの人権と権利を擁護し、共生社会の実現をめざそう」を大会の主題として、午前中は、中央情勢報告、基調講演、午後からは、3つの分科会と本人さんたちを対象とした門司港レトロ散策などの観光コースがありました。
○分科会での発表
分科会1の「日中活動」部会では、しょうぶの里の村上理優子支援員が、「アート活動を通して 〜生活が豊かになることをめざして〜」というテーマで、しょうぶの里でのアート活動の取組みを発表しました。
○来年度に向けて
来年(2019年)の11月23日・24日には、熊本市で、全国大会(九州大会・県大会・市大会を兼ねる)が開催されます。そこで、今回の九州大会は、その開催準備のための視察も兼ねて、会場の様子や運営の仕方、全体会、分科会の運営等、さまざまなところを見てきました。
8月4日(土)に、八代市千丁コミュニティセンターで、県大会「八代大会」が開催され、熊本市手をつなぐ育成会からも多数の会員が参加しました。
○開会式の後、午前中は、昨年に続いて、全国手をつなぐ育成会連合会の政策センター委員で、機関誌「てをつなぐ」の編集委員の又村あおいさんの講演。
今年度は、「障害者差別解消法と育成会の役割」というテーマのお話でした。
施行後2年を経過した障害者差別解消法のご紹介でしたが、そのお話の中で、共生社会の実現をめざして、知的障がいとはどういう障がいなのかということを一般の方に知っていただく啓発隊の活動(疑似体験等で知的障がいを親しみやすく理解してもらうなど。)の取り組みが、全国の各地で始まっているとのことです。
法の中に、「啓発活動」として、「国及び地方公共団体は、・・・・障害を理由とする差別の解消を妨げている諸要因の解消を図るため、必要な啓発活動を行うものとする。」(第15条)とあり、行政の責務となっている啓発活動を育成会が担うことで、育成会の願いでもある理解啓発が進むとともに、行政側も啓発活動の実績となる。また、新しい学習指導要領では、小学校で道徳が教科となるので、格好の題材や教材となって、学校からも歓迎されるのではないかという、とても参考になるお話でした。
○本人さんたちは、@意見発表「きいてよ 私の気持ち」、A製作活動「なにができるかなー」、B リラックスルーム「ゆっくり、くつろいで」の、3のグループに分かれて活動をしていました。
@の本人部会では、つなごう会の中島さんが発表されました。
○午後からは、音楽交流会 「にっこり、ほっこり、みんなで元気にいきましょう」がありました。
八代支援学校の児童生徒や卒業生などで結成された「YYドリームズ」によるダンスパフォーマンス、とら太の会や八代支援学校の小学部の児童の皆さんの歌や音楽劇などがあり、その後は、むたゆうじさんのコンサート、そして、なんと、くまモンも登場。熊本市から参加の本人さんたちも、たまらずステージの上に上がり、一緒に歌って踊っていました。
タイトルのとおり、にっこり、ほっこり、とても元気の出る楽しい時間を過ごすことができました。
八代の育成会の会員さんとその支援の方たちのご尽力のおかげで、とても素晴らしい県大会でした。
来年は、熊本市で、新たにオープンする熊本城ホールで、11月23日(土)、24日(日)に、全国・九州・県・市の4つの大会を一つにした大会が開催されます。
○夏休みに入った最初の日曜日22日に、熊本市の市民活動支援センター「あいぽーと」で「りょういく懇談会」を開催しました。
「りょういく懇談会」は、これまでも、西区上高橋にある子ども育ちの家「て・い・く」で2回行いましたが、今回は、場所を中央区に移して、呼びかけ範囲も拡大しての実施でした。熊日新聞に掲載されたこともあり、会員以外にも30人以上のご参加があり、熊本市内全域、さらには、阿蘇や天草などからのご参加もありました。
まず、午前中は、本県における療育の第一人者と私たちが思う尾道先生のご講演がありました。
尾道先生のお話は、先生の40数年にわたる療育活動の豊富なご経験をもとに、温かみのある語り口で、保護者の心に寄り添った、示唆や含蓄に富む分かりやすいお話でした。障がいのある子どもの子育てで日々悩んでおられる保護者の方にとっては、勉強になった、情報が得られたということにとどまらず、こんなにも温かく見守り励ましてくれる人がいるのだということが実感できたご講演ではなかったかと思います。保護者だけでなく、療育や教育、福祉関係者にとっても、とても学びの多いお話でした。
午後からは、当初は、午後は3つの分科会に分ける予定でしたが、一つにした方がさまざまな話や情報が得られるということで、パネルディスカッションとし、「子どもの可能性を伸ばす」というテーマで、療育や教育、そして、福祉サービスのそれぞれの分野で専門家の方に話をしていただきました。
@尾道幸子先生のお話
まず、尾道先生からは、午前のご講演をもとに、参加者からのお尋ねに一つ一つていねいにお答えいただきました。保護者さんに限らず、療育、教育、福祉関係者にもとても参考になるお話でした。
A林田亜砂美先生(熊本市立城南小学校教諭)「小学校の特別支援教育について」
木優子先生(熊本県立熊本支援学校教諭)「特別支援学校の教育について」
次に、障がいのある子どもの学校教育について、林田先生から、小学校の特別支援教育(特別支援学級、通級による指導、通常の学級での支援等)と、木先生から、特別支援学校の教育についてお話をいただきました。
就学などに当たって、どの学びの場が自分の子どもに一番いいかは悩むところですが、まずは、それぞれの学びの場ではどんな考えのもとでどんな教育がなされているか、現場で日々実践されている人から話を聞くのが一番だと思います。
お二人の先生には、とても柔らかい語り口で、それぞれの教育について分かりやすくお話をいただきました。その後、お尋ねにも答えていただきました。
B米村 尚哲 相談支援員(相談支援センター ぎんなん)「子どもたちと福祉制度の役割」
最後に、私ども育成会の相談支援事業所の米村相談支援専門員から、子どもに関する福祉サービスの利用について話をしてもらい、お尋ねにも答えてもらいました。
○参加者からたくさんのお尋ねが出され、それにパネリストの方々に丁寧にお答えいただいたので、残念ながら時間が足りなくなり、参加者との意見交換が取れなくなってしまいました。
ですが、尾道先生のご講演があり、さらに、小学校と特別支援学校の教育、福祉サービスの話をいちどきに聞く機会はそう多くはないだろうと思います。
パネリストの方々に、各分野のご説明に加えて、参加者から寄せられたお尋ねにもていねいにお答えいただいたので、参加者のお悩みや不安、疑問の解消、及び障がいのある子どもの子育てや療育、就学・教育、福祉サービスの利用等についての理解の向上に少しは貢献できたのではないかと思っています。
○りょういく懇談会は、これまでも子ども育ちの家「て・い・く」で開催していましたが、情報があふれる時代でありながら、必要な人のところに必要な情報が届かず、困ったり悩んだりされる親さんがおられるという状況は昔も今も変わっていないということに、毎回驚きを覚えています。
○60年以上の長期にわたり、障がいのある子どもやその親、家族の幸せと安心を願って活動を続けてきた私たち育成会は、今後も、このような取組みを続け、障がいのある子どもさんを持って悩んでおられる親さんや関係者と、共に歩んでまいりたいと思っております。
また、今回の開催では、育成会の存在や役割、必要性もご理解いただけたのではないかと思っています。
育成会では、6月30日(土)、午後1時から熊本市国際交流会館6,7階ホールに、多数のご来賓、会員、当事者、関係者等のご出席を得て、平成30年度定期大会を開催しました。
ご多用の中、ご出席をいただきました、ご来賓、会員、当事者、関係者の皆さまには、心より御礼を申し上げます。
[会 順]
開 会
主催者挨拶
感謝状及び表彰状贈呈
来賓祝辞
熊本市長 大西 一史 様 (代理)健康福祉局長 池田 泰紀 様
熊本市議会議長 朽木 信哉 様
衆議院議員 野田 毅 様 (代理)奥様 野田みどり 様
来賓紹介並びに祝電披露
活動及び事業状況報告
ロゴマーク報告及び表彰式
ミニコンサート
はなぞの学苑様、平成学園様、第二ぎんなん作業所田尻様、しょうぶの里利用者さん
講演 演題 〜「親なきあと」ではなく「親あるうち」に考える〜
もしもに備える活動「もし活」について
講師:上級終活カウンセラー 豊里 幸 様
閉 会
主催者挨拶 川村 隼秋会長 来賓御祝辞 熊本市長 大西 一史様
(代理)健康福祉局長 池田 泰紀様
来賓御祝辞 熊本市議会議長 来賓御祝辞 野田 毅様
朽木 信哉様 (代理)野田みどり様(奥様)
活動及び事業状況報告 西副会長
永年勤続職員表彰 ロゴマーク制作者表彰
ミニコンサート
平成学園ご利用者・職員様 はなぞの学苑ご利用者・職員様
第二ぎんなん作業所 ご利用者 田尻久冨様 しょうぶの里ご利用者・職員
ミニコンサートでは、はなぞの学苑、平成学園のご利用者・職員の方々の元気いっぱいの歌やダンスの披露、さらに、第二ぎんなん作業所からは、ご利用者の田尻様のピアノ独奏、最後は、しょうぶの里のご利用者・職員による「バンザイ」ダンスなどがあり、会を盛り上げました。
なお、開会行事では、2月から募集をしていましたロゴマークの披露と制作者の表彰もありました。
講演は、「親なきあと」ではなく「親あるうち」に考える〜 もしもに備える活動「もし活」について、というテーまで、講師の上級終活カウンセラー、豊里 幸様による、終活についてのお話でした。
自分の人生を振り返り、自分の人生をどう終えるのか、そのときのための準備をどうするのかというすごく重要なことを、とても分かりやすくお話しいただきました。
事務局のある新町の健康センターで、30年度最初のつなごう会がありました。
本人さんたちが41人と、事務局と支援者、それに、熊本市障がい保健福祉課井上様と福祉センター希望荘の住本館長様をお迎えして、開催されました。
今年度は、学校を卒業したばかりのフレッシュな会員も4人、他にも新しく参加された方も何人かいて、10代の人から70代の人まで、幅広い世代が参加する会となりました。
役員も新しくなり、中島新委員長を中心に、話合いをしながら、会を進めていっていただけると思います。
本人さんたちは、新しい方、若い方もたくさん入られましたので、支援する側も、新しい支援者の開拓が必要かなと思われました。集合した本人さん、支援者ほか 新しい会員さんたち 30年度の新役員
立春を過ぎたとは言え、今冬は厳しい寒さが続いていますが、当日は春の日差しを感じる穏やかな一日になりました。
りょういく懇談会は、子育てにお悩みのある保護者の皆さんに、講師の先生のお話やアドバイスをとおして、子育てに自信をつけてもらえたらと願って開催しています。
講師は、障がいのある子どもさんの療育では第一人者の元江津湖センター診療部長の尾道幸子先生です。
先生には1回目に続き、保護者さんの要望で今回もお願いしました。
懇談会では、「保育園では一人で何でもできるのに、家庭では甘えて何もしようとしない。どんな声掛けが必要でしょうか?」とのお尋ねから始まりました。
今回は、ボランティアスタッフに大学生2人が入ってくれましたので、子どもたちも大喜びでした。
※詳細は「て・い・く」便り6号をHPにアップしますので、ご覧ください。
熊本市役所駐輪場8階会議室で、午前10時から、意見交換会を行いました。
熊本市障がい保健福祉課からは、神永課長様をはじめ3人の方が出席、熊本市手をつなぐ育成会からは、川村会長はじめ、副会長、理事、評議員、各事業所施設長など11人が参加しました。
内容は、
1 震災対応
(1)支援が必要な人(家族)への避難体制について
(2)「災害時要援護者避難制度」について
2 生活支援
3 福祉サービス
(1)行動援護
(2)相談支援
4 その他
(1)希望荘の改修工事計画
について、事前に提出していた質問書の一つ一つにていねいなご回答があり、活発な意見交換会となりました。障がい福祉は近年めざましく充実して来ていますが、その一つ一つについては、よりきめ細かな配慮や対応が求められます。サービスを利用する側の親とサービスを提供する側の事業所という両方を有する育成会と、福祉行政を司りサービスの提供を管理監督する障がい保健福祉課が意見を交わすことは、双方にとってとても有意義で大事なことです。
また、日頃から、親さんや家族の方からうかがっている疑問や要望等もこの機会にいくつかはお伝えすることができ、とても有意義な話し合いができました。
障がいのある人や子どもの福祉の充実に向けて、育成会は、今後も市の障がい保健福祉課と共に手を携えて努力してまいりたいと思います。
しょうぶの里を会場に、20数人が参加。持参した年賀状に思い思いの絵を描いたり、スタンプを押したりして年賀状を完成させていました。
来年の干支は、戌。いい年になるよう、皆さん、心を込めて作りました。
子ども育ちの家「て・い・く」では、12月2日(土)に「第1回りょういく懇談会」を「て・い・く」で開催しました。
これは、「て・い・く」が子育てに悩まれている保護者の方々の声をお聞きし、専門家によるアドバイスやそれぞれの悩みを共有することで、解決の糸口が見出せたらとの思いで開いたものです。
第1回目は、くまもと江津湖通園センターで、障がい児地域療育コーディネーターや相談支援専門員、地域療育部長等を歴任された尾道幸子先生にお出でいただきました。
尾道先生は、療育相談の第一人者として広く知られ、通園センターご退任後も西区役所の検診相談支援や上益城地区療育センター相談員等々、いくつもの役職を兼務され多忙な日々を送られています。
ご講話では、何気ない親としての普段の関わり方に子どもは影響を受けていることや人とのかかわりの中で育っていくことなど、短い時間でしたが、私たちが日頃気付かずに子どもたちと接している中に大切なヒントがいくつもあることを教えていただきました。
先生には、保護者の依頼があった際には、個人面談もお受けしていただくことになりました。
りょういく懇談会は、今後はも、「て・い・く」の事業として定期的に開催していく予定です。
今回は、NPO法人「もやいの丘」さんが運営する、就労継続支援A型事業所「はればれハウス」(東区小山)と、就労継続支援B型事業所「えみしあ(笑幸)」(東区戸島西)の見学を行いました。
「はればれハウス」では、5人の利用者の方が硬式ボール張替え、パンフレット張りや袋入、時計の針の袋入れなどをなさっていました。
作業のメインはタマネギの袋入れということでしたが、今は時期的にやっていないとのこと。代わりに、硬式ボール張替えをされていて、高校の野球部の練習用ボールを、糸と皮をはぎ取って新しい皮を縫い付ける作業で、でき上がったボールは新品のようでした。
A型事業所「はればれハウス」 硬球ボール張り替え作業
B型の「えみしあ(笑幸)」は、今年8月に開所したばかりの新しい事業所で、現在5人の方が利用されていました。作業は、A型の「はればれハウス」と同じパンフレット入れや袋入れでしたが、椿の種むきというユニークなものもありました。
B型事業所「えみしあ(笑幸)」
ちなみに、「はればれハウス」と「えみしあ(笑幸)」は少し離れたところにありましたが、理事長でもあるご主人がA型を、奥様がB型の方を担当(運営)なさっているとのことでした。
何事も「百聞は一見にしかず」。実際に出向いて、事業所を見ることで、作業の内容などだけでなく、事業所の雰囲気や利用者の方の様子がよく分かり、運営される方の熱意や理念もじかに伝わって来ます。
学校部では、これからもさまざまな施設、学校、事業所などを見学したいと思います。多くの方のご参加をお待ちしています。
11月のつなごう会は調理実習。
熊本大学教育学部附属特別支援学校の調理実習室をお借りしての恒例の行事の一つです。
高光先生の指導の下、つなごう会のメンバーも慣れた手つきで、玉ねぎの皮むきやサラダの材料のトマトやピーマンセロリなどを切っていました。
この日のメニューは、
「ハヤシライスと具た〜っぷりの野菜サラダとミカン」でした。
自分たちで作ったランチは、格別。
お迎えに来られたお母さん方へもふるまわれました。
料理の苦手な人は、別室で持ち込んだオセロなどのゲームを楽しみました。
午前10時から、熊本市教育委員会(マスミューチュアルビル7階)会議室で、意見交換会を行いました。
熊本市教育委員会からは、
学校教育部の城戸千代首席教育審議員をはじめ、8人の方々が出席、
熊本市手をつなぐ育成会からは、
川村隼秋会長はじめ、理事、評議員10人が参加しました。
内容は、
1.災害時の「福祉子ども避難所」設置について
2.学校教育への要望
3.教師の資質向上について
4.切れ目のない支援について
5.新たに計画されている熊本市立の特別支援学校(小・中学部)について
6.その他
について、活発な意見交換会となりました。
学齢期の親にとっての一番の相談者は、先生です。
子どもが、我が家以外で安心していられる場所は、学校だと思います。
親が子どもを通してどんなことを考えているのかを教育委員会の方々にお伝えすることは、教育行政のみならず、現場の先生の指導のヒントにもなるのではないでしょうか?
1時間30分という短い時間ではありましたが、とても有意義な話し合いができました。
障がいのある子どものよりよい教育や教育環境の向上に向けて、育成会は、今後も熊本市教育委員会と共に手を携えて努力してまいりたいと思います。
美里町の安らぎ交流体験施設「元気の森・かじか」(旧中央町立中央南小学校)で、「がんばろう! 育成会キャンプ」を開催しました。
「育成会キャンプ」は、昨年度に続いて2回目。
今年は、8家族とスタッフ、ボランティアなど、25人の参加でした。
一日目は、アート手作り体験、フーセンサッカーとシャボン玉飛ばし!!
二日目は、かじかの里の職員さん手作りのピザ窯でピザを焼きました。
天候にも恵まれ、紅葉も始まった秋の楽しい二日間でした。
ボランティアの皆さん、ありがとうございました。
熊本市立三和中学校の通学路に面した閑静な住宅地に子ども育ちの家「て・い・く」はあります。当日は上高橋地区の川上自治会長様、竹ア副会長(区長)様、AAR Japan 佐賀事務所長の久保田様、中外製薬の加藤様をはじめ、関係者を含め、20人の出席者で開所式を開くことができました。
「て・い・く」とは、障がいのある子どもたちの幸せやご家族の思い、日々通っている幼・保育園、小中学校(支援学級・学校)地域、就労・相談支援事業所、福祉行政など、これまで幅広く手をつないで活動を続けてきた育成会(障がいのある子どもたちが、いろいろな人とつながりを持って、今を、そして将来も豊かに生活してほしい。)や願いが込められています。
子ども育ちの家「て・い・く」外観 開所式の後の記念撮影 9/1(金)
学習室1(集団活動等) 学習室2(個別学習)
学習の様子(始まりの会)
学習の様子(個別学習) 集団活動の様子
しょうぶの里を会場に、初めての取組として、職員が一堂に会することで育成会職員としての意識を醸成し、所属を超えた一体感を持つことを目的に、熊本市手をつなぐ育成会の全体研修会を実施しました。
育成会には、第二ぎんなん作業所、しょうぶの里、グループホーム、相談支援センター、新たに加わった障害児通所支援事業所 子ども育ちの家「て・い・く」、そして、事務局と、それぞれ利用者さんのことを第一に考え、豊かな人権感覚、ていねいで温かみのある関わりや支援を行う職員がいます。この姿勢は、障がい福祉に関わる者にとって、最も大切な資質ですが、それは、やはり母体が親の会ということで、子どもさんの幸せを願う親さん方の一生懸命な姿が背景や基盤にあってのことと思っています。
これらを踏まえ、今、最も大切なことは、育成会で仕事をする私たちが、育成会という「同じ傘の中にいる」のだという意識、つまりは、「一体感」、「所属意識」だと考えます。
午前に、川村隼秋会長の講話「育成会の歩みとめざすもの」と、社会福祉法人清流会 氷川学園長の西坂千賀子先生のご講話「障がい福祉サービスにおけるよりよい支援のために」、午後からは、「利用者本位のよりよい支援をめざして」というテーマで、参加者によるグループディスカッションを行いました。川村会長が語られる会の歴史や経緯と思いに、育成会職員としての自覚を新たにするとともに、西坂先生のご経験と深い思索や洞察に基づくお話には、自らの支援・関わりを振り返り、今後の指針となる示唆をたくさん与えていただきました。また、グループディスカッションでも、初めての人どうしが、和気あいあいかつ熱心に語り合う姿が見られました。アンケートでも、今後の定期的な開催を望む声がほとんどと、とても好評で、目的だった育成会職員としての意識を醸成し、所属を超えた一体感を持つことがある程度はできたのではないかと思っています。
9月1日には、新たに子ども育ちの家「て・い・く」が開所しました。今回の研修会を契機として、それぞれの事業所・所属の職員が心を一つにして力を合わせていけば、会員や利用者さんのために、更にさまざまなことができるのではないかと期待を大きくしているところです。
しょうぶの里 橋 次郎
川村会長の講話 西坂先生のご講話 グループディスカッション
〒860-0004
熊本市中央区新町2丁目4-27
熊本市健康センター新町分室内
会長 西 惠 美
TEL 096-352-0010
FAX 096-352-1459
E-mail:k@s-ikuseikai.com