Q1:障がいのある子どもには、どんな学びの場がありますか?
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○障がいのある子どもの多様な学びの場
 障がいのある子どもの学びの場としては、図のように、通常の学級における支援、小・中学校の特別支援学級、小・中学校、高等学校(H30年度から制度化)に通級による指導(通級指導教室)、小・中学校の特別支援学級、特別支援学校などがあります。
・近年は、通級による指導や特別支援学級、特別支援学校などで教育を受ける子どもの数が急増しています。

 













































 

○特別支援学校 

 
《対象の障がいの種類》
  視覚障がい、聴覚障がい、知的障がい、肢体不自由、病弱・身体虚弱
 ・障がいの程度が比較的重い子どもに、専門的な教育を行う学校です。
 ・障がいに応じた教育や、幼稚園から高校に相当する教育を、それぞれ幼稚部・小学部・中学部・高等部で行っています。
 ・県内では、県立20校、国立1校、市立3校の計24校に、2,284人が学んでいます(R3年度)。
 ※R2年に熊本市立あおば支援学校が開校、R3年度に熊本県立鏡わかあゆ高等支援学校、かもと稲田支援学校の2校が開校し、県内の特別支援学校は24校になりました。

○小・中学校特別支援学級 


 
《対象の障がいの種類》
  知的障がい、肢体不自由、 病弱・身体虚弱、弱視、難聴、言語障がい
  自閉症・情緒障がい
 ・小学校・中学校で、少人数の学級(8人)で、障がいのある子ども一人一人に応じた教育を行います。
 ・県内には、R3年度現在、1,623学級あり、6,812人が学んでいます。


○小・中学校、高等学校に通級による指導(通級指導教室) 


 
《対象の障がいの種類》
  言語障がい、自閉症、情緒障がい、弱視、難聴、学習障がい(LD)、注意欠陥多動性障がい(ADHD)、肢体不自由、病弱・身体虚弱
 ・小・中学校の通常の学級に在籍しながら、週1〜8時間、通級指導教室で、障がいの状態に応じた特別の指導を受けます。
 ・自分の学校の教室に通う「自校通級」と、校内にないため近隣の学校に通う「他校通級」の2種類があります。
 ・県内には、R3年現在、小・中学校で118教室、1,442人が通級しています。

 ・H30年度より、高等学校でもスタートし、R3年度は、県内の7校(菊池農業高校、湧心館高校、松橋高校、岱志高校、天草拓心高校本渡校舎、翔陽高校、阿蘇中央高校)に教室が設置されています。


○通常の学級での支援
 ・H19年度から、通常の学級に在籍する教育上特別な支援を必要とする児童生徒に対する特別支援教育が本格的にスタートしました。

 ※H24年の文部科学省の調査では、通常の学級には、発達障がい(自閉症、学習障がい(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)と推測)の可能性のある児童生徒が、約6.5%在籍していると言われています。
 ・通常の学級でも、特別な支援を必要とする児童生徒への支援を行う特別支援教育がH19年度からスタートし、年々充実しつつあります。
 
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